オーディション用プロフィール(PDF)やコンポジの書き方❗️


俳優やモデルとして活動する際に必須なプロフィール(宣材ポートフォリオ)。

何千人と応募がある子役オーディションについては、まだ指定された履歴書やフォームが多いのですが、海外のミュージカルオーディションはもちろん、日本の大手ミュージカルオーディションや映画などでもPDF提出が一般的になり、プロフィールシート(PDF)の書き方や写真の選び方なども相談を受ける機会が増えてまいりました。

作成に時間もかかりますので、オーディションはまだ検討中という方も、練習のつもりで作成‥いや早速諸々準備してまいりましょう!

いつ、どこでチャンスが来るかわかりませんよ❗️

自身で作成するメリットは?


自分がどんな人物で、どんな作品に出演していて、どんなことやっていて、何をどれだけレッスンしてきていて、今何に力を入れているか、そして、今回応募する意気込みはどのくらいなのか、が審査員に伝わりやすくなります!

事務所所属の方は、全員分をまとめて提出してくださる場合もあります。型が同じなので、目立ったり強い想いは伝わりにくい可能性も。ご自身のコンポジPDFを見ていただき、提出が可能か確認してみるといいでしょう。

最近は「協調性がある方・最後まで責任を持って出演できる方」など、人間性・人柄を重視する条件も要項に付け加えられていることが増えました。(最近は無責任の方が多いのでしょうか・・・)

ですので、自分を知っていただくためにも、プロフィールにSNSの記載は必須、SNSも月1回やイベント時だけでなく、今何をどれだけ頑張っているかどんどん投稿していくといいでしょう。

ちなみに、お仕事として作品参加の場合(ほとんどのオーディションは商業的)は、出演する作品(団体)を自ら宣伝したり盛り上げてくれる方(であろう)は、当たり前ですが好評価となり信頼されます。やりたくない、めんどくさい、何を書いていいかわからないから結局書いていない、名前が出ると困る、という方は今の時代合格は難しいでしょう。


必須項目は?


名前(よみがな)生年月日+年齢
・両方あると見やすい。

②写真
・全身写真、バストアップ(胸上)、腰上、アー写(ある方)。劇団四季さんでも3種類提出が必須となりました。
・ダンス系やエネルギーのある役・人柄を出したい場合はダンス衣装を。クラシカルな役などはワンピースでも。
この作品のイメージに合います!というアピールができるようTPOにあわせて準備。ただしコスプレのようなやりすぎはNG。

③3サイズ+足サイズ
あまりサバを読むと写真や動画でバレますのでご注意を。

④特技 
・珍しいもの、表彰を受けたもの、演技の上でプラスになること、長く続けていること。

⑤資格
専門性があるもので、演技や評価にプラスになりそうなもの(運転免許・教員免許等)を記載。看護師や医師役希望の場合、看護学校卒と記載すると+αの評価が。意気込みPRにも記載できますね。

⑥自己PRと今回の意気込み
ご自身がわかる内容と、今回自分を使っていただいたら、このようなメリットがあります、といった意気込みを3行程度にまとめて書きましょう。気になった場合に、SNSをすぐにチェックしていただけるようQRコードを貼り、ご自身の情熱や人柄を見ていただきましょう!(アドレスをチマチマ打たなくても見れるように!)

⑦出演歴
・出演歴が多い場合は、規模が大きい作品、最近の作品を主に記載しましょう。主催団体は必ず記載しましょう。(静岡市こどもミュージカル・等)書ききれない場合は、ブログのプロフィールなどにしっかり記載し、見ていただけるようにしておきましょう。
・出演歴がない場合は、レッスン歴、外部セッションや外部ライブなどの活動履歴を記載しましょう。

⑧レッスン歴
・週何回、どのお教室の、何先生に師事と記載します。(劇団四季は”週何回”通っているかという項目があります)
記載の際は「このように載せてもいいでしょうか」と各先生に必ず許可をとること!
・セカンドオピニオンで数ヶ月に1回程度のレッスンの場合は特に、記載が可能か先生にしっかり伺いましょう。

⑨SNS

・SNS欄には、QRコードを貼り付けましょう。

・日々徒然やつぶやき、先生や興味あることへのリポストを行って人柄をアピールするならX。(松原先生からいいねされることも!)ダンス動画をメインにアップするならインスタ!モデルやタレントインフルエンサー志望なら自分が興味があるものをセンスよくUP!ただし、業界では「インスタは理想の自分をUPする場所」という認識の方も多いので注意。

・ひとつのことをじっくり書き残したい場合は断然ブログです!どのSNSからも飛べるようにしておくといいですね。本当にこの人を仕事で使いたいと思った場合、隅から隅までチェックされると思いますよ。

・SNSでは、日々どんなことに興味があり、今どこでどんなことに取り組んでいて、その結果どうであるかが日々更新(根気があることのPR)しましょう!何かイベント時の報告だけ(○○に出演しました)では「この人と仕事をするにあたって信頼できるか」がわかりません。ここが重要なのですよ!

主催者のSNSと絡ませていただいて、リポストしたり、コメントしたり、しつこく宣伝をしたり(好評価)、終演後すぐにお礼をしたり、終演後すぐに報告をすることで、さらに信頼を得られます。他オーディションの審査員もこのようなやりとりを見れば、”うちに参加してもこのようにしてくれるかも”と高評価に繋がります。

・キッズさん(未成年)の場合は「保護者管理」と記載し、保護者様が報告PRされている場合がほとんどですが、冒険者たちにご出演の小さなキッズなど、ご自身で書かれている場合も(保護者がUPしていると思いますが)あります。一般の大人と絡みますので注意は必要ですが、これが今の時代の子役ありかた売り方。上手に使っていきましょう!

⑩ポートフォリオ(宣材)

・どんな作品に出演して、どんな役、どんなことをやったのか、経験や得意分野をしっかりアピールしましょう!ビジュアルがあると、声や容姿、機敏に動けるかなどすぐに伝わりやすくなります。( 以下、参考ページ参照)

・審査員は、何千とプロフィールシートをチェックされるわけですから、スマートに即YouTubeに飛べるよう、写真の横にQRコードを添付するといいですね。(以下、参考ページ参照)

・お教室では、セッションや外部ライブなどに参加させていただいております。一般の方が映ってしまう場合は、許可を得てSNSに投稿させていただきます。それがこういう時にサンプル動画として力を発揮します。

・どんなに技術があっても作品に見合わない場合もあり、実際のサンプル動画でマッチングミスも防げます。また技術不足でも原石だと感じでいただければ次回作等でお声がけいただくこともありますので、自分のデータベース(ブランディング)はしっかり準備しておきましょう!

・ちなみに、YouTubeは関連動画を見ることができます。合格候補に入る場合は「この人、他の動画をあげていないかな?」と見てくださる場合も。可能性を見ていただけるチャンスですから、いくつかのパターンでサンプル動画をあげておきましょう!概要欄にも他の動画のリンクを貼り、スマートに色々見ていただけるよう準備されるといいでしょう。

用紙の大きさ


指定があればそのサイズで。
指定がない場合はA4で2枚が望ましいでしょう。
余白も少しあるほうが読みやすいです。

書き方の参考ページ(参考PDF写真あり)


プロフィールシート(ポートフォリオ)の書き方でとても参考になるサイトをご紹介します。デザイン等、これはもう本当に素晴らしいと思います!ぜひご参考に!

https://note.com/himeno0627/n/na72bca70c066


私もよく審査員をさせていただきますが、その際、スマートにご本人がわかるシートと(こちらにも人柄が出ます)、さらにSNS等で人柄がわかるほうが合格につながりやすくなるのではないかと感じておりました。


大勢受ける場合は派手な色でアピールしたくなりますが、スマートな見やすさと本気度が伝わるプロフィールシートを目指しましょう!