松原剛志先生レッスン2024レポート❗️
2024年11月3日4日、第一線で活躍する俳優で歌手の松原剛志さんをお迎えし、静岡対面レッスンを開催いたしました❗️
小2〜大人まで、西は名古屋東は埼玉からご参加いただきました。ありがとうございます。
このお時間が、皆さんそれぞれの活動のスキルアップ、モチベーションアップに繋がりましたら幸いです。
ミュージカルワークショップ
ミュージカルワークショップでは、某ミュージカルのシーンスタディを行いました。
発声、台本解釈、配役、歌稽古、立ち稽古、簡単な振り付け、シーン作り、とあっという間の2時間でした。
今年の冒険者たちに出演されていた方、2025アニーに出演が決まった生徒含め、かなり熱量の高い方が集まったため、先生からも「こどもミュージカルや市民劇のようなお稽古ではなく、プロと同じようにお稽古を進めてみます」とのお言葉どおり、かなり実践的なご指導をいただきました。
↓↓ 皆様の感想(提出してくださった方のみ)
・切符を切っているのが分かりにくかったみたいなので、振りがちゅうとはんぱになってしまったのかなと思った
・絶望したところから始まるので、そこをどう表現するか考えてみてと言われていて、自分もそこを考えていなかったと思った。事前に練習した時は歌からだったから、すっかりそこが抜けていた。その役がどういう状況にあるかをちゃんと最初に理解しなきゃいけないと感じた
・役の目的を果たせている人は、全体の空気も変えられていた。やっぱり役の目的をちゃんと表せるのが大事だと思った
・相澤先生が歌ってくれた歌がセリフに聞こえた
・特別レッスンと同じような感じだったからあまり緊張しなかった
・押し付けじゃなく引き出していくような歌い方の発想は思いつかなかったから、もっと状況を知るのも大事だと思った
・次の人が台詞を言いやすくする為に動く事が大事だと思った
・昔の時代ではどういった意味があるのかを知らなかったからその時代について調べる必要があると思った
・言葉と同時に手を前に突き出すことで想いが強調された。
・恥ずかしがるよりも自信を持ってやったほうがいい!恥ずかしがる私みたいのが一番かっこわるいってことがわかった!
・Aさんの歌が前にバーンと飛んでいて、お客様に届ける・届いているなっているのが伝わってきた!
・松原先生からの要求にすぐ応え、違う風に演じていてすごかった。瞬時にさっきやったのとは違うキャラや他の提案をできるように引き出しを増やしていかないといけない
・演じ方の引き出しがたくさんあればあるほど、もし他の人と同じような設定で考えてしまったときも瞬時に変え、芝居に広がりを持たせることができる
・もうちょっと悲しい感情を出しても良いんじゃない?と言われた
・ポーズを一緒にすることになって、私はどのタイミングで言えばいいの分からなかったけど、お姉さんたちを見て顔を見合わせてタイミングを合わせていた2人で一緒にポーズをしたら、ちょっと楽しいというか、おふざけ感が出て面白くなったと感じた
・ストレッチをした時に、周りと比べて自分の身体が硬いなと思った
・最初の発声から声を出すように意識した
・どんな時代だったのかを理解した上で確信を持って歌うと情景が広がって見えるようになるんだと思った
・Aさんの動きがとても軽やかで綺麗に見えた。
・振り付けは、リズムが決まらなかったり段取りに動いてしまった為に視線が下向きになってしまった
・自分のソロで前まで出た後、後ろに戻る動機が分からずに立ち尽くしてしまった
・台詞だと気持ちが乗っかりやすくなったけど、歌にすると高音や難しいリズムで上手く合わせられなかった
・最後のハモリパートでは、音をちゃんと取れずに何度も失敗してしまった
・自分はひとりでセリフを言ったけど、Aさんへのアドバイス後、相手と共有するのもいいなと思った
・Bさんの、恥じらいが凄く良かった
・Cさんが、周りに問いかけているあたりが凄く自然に感じた。周りの声にも耳を傾けて反応していたのも良かった
お教室の特別レッスンと同じ進め方であった為、生徒さんたちは戸惑うことなく普段通りに受けられていた感じがしました。
お稽古風景
記念撮影!
個人レッスン
個人レッスンでは、それぞれの持ち時間いっぱいに、がっつり教えていただきました!
いつもとは違うアプローチでのアドバイス、そして実践的な内容!感想からもとても刺激的だったことが伺えました!
緊張もされたと思いますが、深く取り組んで来た方はかなりワクワクされたのではないでしょうか?評価はどうだったでしょうか?
いつものレッスンと同じことをアドバイスされた人が多かったようですが、やはりそこ、なのです。丁寧にそのアドバイスを消化してゆきましょう。
また、隣のお部屋で聴かせていただいておりましたが、発声練習については相澤レッスンと100%同じものでしたね。(発声練習のパターンは世の中にあまたあります)いくつかありましたが、直近でレッスンしていたものばかりだったので、皆困らず、すぐに応えられていてよかったです。
↓↓ 生徒さんの感想(抜粋)
・手の動きは、手を綺麗に出せば綺麗な声になるし、手を力強く出せば力強い声になる。でも、やるならもっと細かく計算してやらないといけない。雰囲気でやるんじゃなく、動きがかっこいいかどうか、美しいかどうか、歌の流れを作っているか、をしっかり考えなければいけないと学んだ。私は手をつけた方が歌いやすいので、細かく考えたい。
・音が下がっても気持ちは落とさないように歌うように気をつけたい
・まだまだ練習が足りないので、松原先生のレッスンの録音を聞きながらたくさん練習したい
・発声練習が相澤先生と同じだったので困らなかった
・作曲者の意図よりも自分の伝えたいことを盛り込んだ方がより深みのある歌になる
・歌はメロディを楽しむものではなく、歌詞があるからこそ自分の表現をできるだけ広げられるものにしたいと思った
・歌詞に感情を乗せることで小手先の表現では得られないような変化が歌に表れた
・自分の歌はまだ素材のままで荒い
・ただ地声で頑張るのではなく、ミックスボイスも交えて練習すると表現の幅が広がる
・歌詞の読解力が先生の方が遥かに上だった
・自分の声質の種類が少ないから引き出しもない
・胸を開いて真っ直ぐに立ち姿勢良く発声するのが難しかった
・足の指の親指に重心を置くとバランスが良くグラグラしなくなった
・原曲で練習する事が多く、譜面の中で、大事に歌わなければいけない箇所に気づけなかった
・イメージを膨らめると、身体が自然と動いたり表情が変わったりして驚いた
・歌う時に、棒読みになってしまっていたけど、語尾を大事にしたり柔らかく歌ったりと技術的な部分を意識して歌ったら歌い方も変わってきて凄いと思った
・歌詞に対して、自分は文字に対しての意味や解釈を考えてしまっていて今回の先生の解釈を聞いて自分の引き出しが少なすぎると感じた
・身体を動かしながら、所々でリズムを感じながらノれてるなと感じて、歌っていて楽しいと思った
・先生の熱量が高くて、凄く自分が引っ張られている感じがしました。この熱量をもっとちゃんとレッスンでも出せるようにしたいと思った
・最初のサビの音程やリズムを何度も失敗してしまったのでちゃんと譜面の中の数を数える基礎練習を確実にやってこないといけないと思った
・前回の松原先生のレッスンではリズム練習で1時間が終わってしまいましたが、今回は少しステップアップ出来た気がしました
このような感じで、1対1の個別レッスンでした。 2コマ100分レッスンを受けた方も!
特別レッスン(お教室のオーディション対策特別レッスン)
月に1回開催している、表現力アップとオーディション対策を目的としたお教室の特別レッスンに入っていただきました。
2024前期のミュージカル課題も見ていただきましたが、後期のリーディングミュージカルも3時間半、みっちりディレクションいただきました!
午前から引き続き参加のキッズさんたちも、最後までよく集中して頑張りました!楽しかったですね♪
台本読解の大切さや、言葉を立てることの重要性を再確認した方、セリフの方向性(目的)が見えた方、お芝居の広がりを感じた方はこれからぐんぐん上達していきますよ!
ド頭のダンスシーンにも意味があります。M1とM3は繋がっていますよ。題名、歌詞、メロディをぜひ紐解いてください。これはミュージカルあるあるです。最初の歌稽古までにここを読み取れるかが大事!
この台本を皆で合わせたのは5回目。リーディング仕様になってからは3回目でしたね。さあ次回はいよいよ撮影です。今回とても豊かに広がったのですが、軸のずれや役の目的が変わってしまった部分があったので、そのあたりを全体的に修正してから撮影いたします。とはいえ当日修正当日撮影となるので、皆集中してついてきてね!最終ステージング後撮影を行います。
振り返りレッスンの際にも一緒にチェックしますが、大人は動画を見て、キャラ変してしまっているところ、辻褄が合わなくなったところ、段取りになってしまっているところ、をチェックし、裏付けをし直しておいてくださいね。質問があればレッスン時にお尋ねください。
WSに参加されなかった方もいたので、改めて発声練習!
熱量高く教えていただきました!
記念撮影!
↓↓生徒さんの気づき・感想
<他の方のへのアドバイスから>
・松原先生のレッスンで色々変わって、分かりやすくなったと思うし、面白くなったと思う。どんどん変わっていくのが楽しかった
・ 機械的な細い動きを入れるだけでロボット感が出て面白かった
・キャラ変になっている方がいた
・キャラクターが全体的に薄い
・M2で言葉がしっかり聞こえないと言われていて文節や単語で考えないと本当のセリフと違う意味で聞こえてしまう為気をつけないといけないと思った
・悪役の時はキャラを濃いめに作らないとセリフによっては良い人に見えてしまう
・驚く時に、前から後ろへ、左から右へ、バックするならちゃんとキメると動きにキレが出て空間を広く使える事を学びました
・Dさんの手の動きは無意識や癖のようだったけど、その動きひとつにも意味出来てしまうという事を学びました
・気持ちのイメージがわかりやすかったです
・動きが不自然な所や間が指摘されていて、自分は違和感を感じてなかったけれど、アドバイスは仰られてたとおりだと思いました
・構え方3パターンをBさんが質問されていて、自分はその場のイメージだけで似合う、似合わないで答えを考えていて(自分は間違えています)答えを出すための裏付け、理由付けがわからなかったです
・どうして中に入ったら動いたの?と聞かれていた。何をするにも理由が必要だと感じた
・人の話をよく聞くことが大事。自分もやってみたいと思う
・ラストのセリフはしっかり言わなければならない。題名だからはっきり言わなければならないことを知った。
・セリフを強めに言うところは「怖い気持ち」なので強く言わなければならないと感じた。
・全体的にイメージがぼやけていて何をしているのか伝わっていないと感じた
・相手役へのアドバイスをみて、変わっていくのがすごいなと思った
<自分の気づき>
・悪い人じゃないと見せるために、裏がないことを見せているつもりだったけど、伝わっていなかった。自分の星を守りたいという、素直な気持ちと使命感を表すのはやっぱり難しいと感じた
・「なんでこの言葉を言うの?と聞かれて、答えられなかった。なんとなく分かっていたけど、きんちょうしてたし、すぐに言葉でなんと言っていいか分からなかった。考えたこと、思ったことをすぐに言葉にできるようにならなければいけないなと思った。それに、この役がなんでこんなことを言うのか、ちゃんと考えてなかったんだと思うので、どうしてこんなことを言うのか、なんでこんなことをするのか、もう1回ひとつひとつ考えていきたいとおもいます
・自分の出番の中でも特に大切なシーンに気づけた。今回の特別レッスンの前に振りを教えてもらった。振りは段取りが分かっていれば良いと思ってしまっていたけど、振りはお芝居だと分かった。まだ段取りから抜け出せていないけど、少しは役として振りができた気がする
・常に指示をこなすのにいっぱいになっていた
・キャラが前回の特別レッスンよりも立たなくなってしまっていた
・動きが段取りに近くなっていた
・相手の状況やリアクションが見れなかった
・先生の指示に100%動くことができなかった
・相手のリアクションに対する反応が遅かった
・セリフの中でも間の取り方や緩急が大事だと痛感した
・台本ばかり見ていて声が全く飛ばない人がいた
・少し動きを工夫することでよりリアルさが増した
・SとA子で感情を共有する場面が増えると良いと思った
・松原先生の質問に対して、曖昧になってしまい上手く説明出来なかった
・最初から辻褄を合わせていった時に動きや動機がリアルっぽくなった
・台詞を言う時に無意識に手を出したり、動かしたりする癖があるんだと気づいた。台詞を言う時に手はどうするのかも決めるようにしたい
・私ももっと演技力をつけて、面白いストーリーを演じたいと思った
・台詞に同じ言葉がある時にはその言葉を強調するだけで淡々とした台詞から説得力が増したように感じた
・高笑い&野望がアホっぽくなってしまったり優しくなったり、上手くキャラクターを表現出来ていなかったのと目的もブレてしまった
・コントになる部分では、お芝居によくあるのを見たことがあったけどやった事がなく直ぐに真似出来なかった
・お互いの忙しなく動くシーンでは、会話が繋がらないと典型的な慌て方になってしまう。レッスンで何度も指摘されていた事だった
・お客さんと共有する時に、共有した気になっていたけど実際に相手の声を聞いた後に台詞を言ったら言い方も変わって言いやすかった
・出る時、はける時の前後の細かな修正をした事で出方が決まったから行きやすかった。
(A:段取りが決まると安心して毎回段取り芝居になります。注意しましょう)
・大人と同じ行動をこどもが真似る事で面白さが加わってニコイチになった
・台本の文章から、緊張感のあるシーンは崩せないと思ったのにコントを挟める事に驚いた
・ダラダラになってしまったり間が長くなっているような所はもっと早く言わないと無駄な間が空いてしまう事が分かった
・最後の歌で追い詰められる際、決まった場所に動いていくとバタバタしなくていいなと思った
(A:これも段取りが決まっただけですね、注意しましょう)
・動機がなく動いてしまって、怒られた事です。いざその場できっかけはなく話が進んでしまった時、どうして良いかわからなくなってしまいました。電源が入っていないのでそのままでいるべきでした。
・Siriやアレクサのイメージでしたが、松原先生の演出だとペッパー君の様なロボットのイメージだった為、これでいいのか確認し直したい
・役の考察が足りなかったです
・場面にいる全員の存在を忘れないようにする
・演じていないときにメガネを外してしまった。役になりきれていなかった
・出て行く時に何がいるのか早く確かめたいのですぐに出ていけばよかった。段取りっぽくなってしまった
・手下なのでついて行かないとおかしいという指摘があった。確かにそうだ
・M 3でBは逃げないように挟むところを忘れていた。気持ちが動いて行動する、いつでもCが好きでないとならない
(A: 利用するだけなので、好きではないと思います しっかり役の目的を出していこう)
・振りに一生懸命になってしまったのが反省点。振りも覚え、常に気持ちが入っているようにしたい
・あの人が移動して空間が空いたからそこが使える、次はあの人が歌うからそっちに移動したら邪魔してしまう、など空間把握をするとともに先の動きについて考えるのがとても難しかった
・移動する時ダラダラと動いてしまうのでもっとメリハリをつけて動きたい。主張は真ん中でする、目線が彷徨わないよう目的(人)をきちんと定める、など
・時代や場所、人物の年齢など様々な背景を知り、そこから想像しキャラを固めていかなくてはいけないこと、それが今の自分を全く足りていないことを痛感した。松原先生は時代背景やその時代の思想など知識がとても豊富だった。知識がないから想像が足りず、キャラが曖昧になってしまう。興味があることだけでなく、貪欲に色んな知識を得ないといけないと思った。
・感情をためてから言葉を発する、が全くできていなかったな、と痛感した。だからただ文字をなぞるだけになってしまう。最初は時間がかかってもいいからしっかり自分の中にためられるようにして、ためる時間をどんどん短く瞬時に感情を切り替えられるようにしていきたい
役者を目指す方は、自分とはかけ離れた役になることもあるでしょう。オーディションでそのような役が突然まわってくるかもしれません。苦手意識をなくし、様々な役に挑戦して引き出しを増やしていきましょう!お芝居の表現は、ポップスを歌う際にもとても活きてくると思いますよ。
2025オーディション対策特別レッスン
2024年の今年は、応用編として前期後期共にミュージカルを創りながら”ミュージカルとは”の大枠を学んでいただきました。
来年の前期は一旦基礎訓練に戻し、2024で学んだことをひとつひとつ紐解きながら丁寧に体得する時間として、2ヶ月で1作品(超短編)を学ぶ以前のスタイルに戻します。(+ハモリ耳も鍛えます)
似たような台本に取り組んでいただき、再現性をあげ、徹底的に基礎を付けていきます。あまり言葉にはしておりませんが、お教室ではスタニスラフスキーの九つの質問、マイズナーテクニックを軸にコーチングを行なっております。
一見難しいように感じますが、初参加の方は普通の基礎訓練としてご参加いただける内容です。
また来年も外部講師レッスンを検討しています。
2025後期はミュージカルレッスンの予定です。お楽しみに!
今までのオーディション対策特別レッスンレポートは→「こちらから」
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2日間、とても貴重で濃厚な学びの時間をありがとうございました。
相澤ひかるミュージカル・ボーカル教室