今月のオーディション対策レッスン!

2019年10月2日


今月も、濃厚なオーディション対策レッスンとなりました!
初心者の新規のメンバーも奮闘しましたね。
とても刺激的な時間となったと思います。

①シアターゲーム

毎回行なっているシアターゲーム。舞台稽古の前に行なったり、オーディションなどでもよく出される課題です。反射神経、適応力、応用力、考察力、想像力、創造力、協調性、身体と五感がフルに使えるか、など、感覚を磨く脳トレの為に行います。


今回は「指ゲーム」程度でしたが、小・中学生がなかなか感覚をつかめず、止まってしまっておりました。(本来は子供の方が柔軟性が高く失敗は少ないはずです)


いつも参加している大人のメンバーは、感覚が戻ると確実に集中でき、良い結果が出ていたように思います。これは本当に継続は力なり!でしたね。


オーディションなどで出された場合、どのゲームに近いか(要求されていることは何か)がわかれば、確実に突破できますので、各種シアターゲームは毎回行う予定です。


クラスメート役、アンサンブル役、ワークショップオーディションや、楽器のオーディションなどでもよく出されますので、即興(アドリブ)共に、しっかりと感覚を磨き維持してゆきましょう!


②課題曲レッスン

今回はテンポが早く、感情エネルギーが必要な楽曲を選曲。リズムと歌詞が難しいフレーズでは、皆が音を落とす・・というバラバラ事件が起こっておりました。これは映像を観ながらフィードバックして確認いただければと思います。想いが溢れたとしても、リズムは絶対です。バラバラにならないようにしましょう!


また最後は、感情を共有しながら歌い、自由に動く練習も行いました。ボイトレ・ボーカルレッスンだけでは、自由に動くことがなかなか難しいと思います。だからライブなどで「ぼっ立ち」状態になってしまう方が非常に多い。オーディションでもそうですね。低評価となるのはここです。


また、振りをつけてもらえれば動ける(つけてもらわないと動けない)!という方もおりますが、お教室では、どこに出ても表現できるよう、自らの意思で四肢を動かしていただきたいと思っていますので、このレッスンは非常に効果的だったと思います。

③ハーモニーレッスン

ブラックコンテンポラリー(MISIA、AI、絢香、青山テルマ)などを歌う場合のノリやハーモニーの付け方、声の出し方を学びました。


オーディション対策レッスンですので、課題曲は当日音とりを行いました。普段歌を覚えるのに苦労している方は、大勢で歌っていることをいいことに、誰かが声を出してから後出しをしたり、音程が不安なところはおやすみ、としている方も見受けられました。どの人がそうなってしまったかは認識していますよ。全員の声は聞き分けております。


音楽系オーディション(楽器・歌)はもちろん、ミュージカルアンサンブルは当日渡されることも多くあります。音大生を目指す方は「新曲視唱」は免れません。ドラマーの友人が受けたオーディションは技術の前にハモりでした。(ギターはメロディーとハモり、ベースはメロディーだったようです。)


ハモりができるということは、耳がよく、応用力や適応力が高いと見なされ高評価(仕事になる)に繋がります。


ハモりは必須。これからも様々なアプローチでハモりレッスンを行いますので、耳をしっかり鍛えてゆきましょう!

笑っているけれど、脳と体力の消耗は激しかったと思われます。


④台本エチュード

毎回目当ての違う台本に取り組んでおります。今回はエネルギーの受け渡しと維持を、テンポが早い中でも成立させることができるか、がテーマでした。

初参加の方は仕方がないですが、文字が飛び交うだけで、セリフの成立がなかなか難しいようでした。感覚を取り戻すだけで時間切れとなってしまった方もおりました。上手に見えるけれど「一人で芝居をしている」状況の方もおりました。これが「成立していない」ということになります。

機敏に動けなかった方は、シアターゲームでまだ身体的・脳の活性化、がされていなかったのでしょう。現場に出たら致命的です。これも、シアターゲームを行う時間内ぐらいですぐにスイッチが入るよう訓練してゆきましょう。(苦手な方は特に)

舞台、ドラマ、映画などでも、誰と会話をし、誰に聞かせているのか(登場人物でも聞かせたくない場合もあります)また、距離感なども明確に見えないと、誰と会話をしているのか全くわかりませんね。今回、ギャラリーとして見ることで、セリフを成立させることの重要性がわかったと思います。



《最後に》
ミュージカルの技術は、表現を扱うお仕事で必要不可欠な要素をたくさん含んでいます。自己を豊かに表現できるように、なりたい自分、やりたいことを100%表すことができるよう、技術習得に励んで参りましょう!

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